今年も排水口事故続出

プール事故

今年もプール排水口事故が続出しています。先にお伝えした新潟県横越町横越町民プールでの事件は、ある筋の情報では、管理していた教育委員会が排水口のふたがはずれているのを知っておきながら放置していた事故ということを聞きました。事実なら、管理者側の過失致死、あるいはそれ以上の犯罪案件です。さらにもうひとつ排水口事件が茨城県で6月29日に起きていました。…

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毎日新聞(2004年7月3日)によると、茨城県阿見町青宿の霞ヶ浦高校で、6月29日に高校2年生男子が排水口に吸い込まれ、意識不明の重体になっている、とのこと。

事件は、水泳部生徒11人が練習中、プール端の円形排水口のふたにごみが詰まっていたので、を生徒がフタをはずしていたとのことですが、旧・文部省の通知通達では、簡単にはずれないようなフタにしなさいとし、その危険性を喚起していたはず。学校側や教育委員会がそのことを知らなかったのか、知っていても危険性を軽視し放置していたのか、そんなところでしょうが、その結果は悲惨です。

何度も何度も繰り返されてきた排水口事故。遊泳プールの危険性に対する学校関係者の無知と無責任のため、今年もまた被害者が出ました。いったい何人死ねば、いったい何人が一生の後遺症を抱え込むことになれば、プールに潜む危険性の所在に気づくのでしょうか。

ここをお読みの皆さん、皆さんのお子さんが通っている学校のプールは大丈夫ですか?スイミングスクールはどうですか?学校や行政に頼っていても無理だと考え、 一人一人が身を守るという気持ちにならないと解決の道は開けません。ご一考を!!