SMBG 2: E-1エラー

.Lowcarboあるいは糖質制限 SMBG

先週末から全国的に雪。びわ湖の周りもかなり積もりました。彦根城では41cmとのことですが、拙宅でもそれくらいは積もっているような感じ。雪下ろしなどで大変な地域は事故のないようにご注意下さい。
さて、今回はSMBG(自己血糖測定)の話。それも測定エラーを取り上げます。ここ最近急に寒くなったことで困ったことが発生しました。何かといえば、低温時に正確な測定値が出てこないこと。これって結構面倒なことじゃないかと思う次第。

(大切な追記) SMBG(自己血糖測定) 測定時の温度にご用心もご覧下さい。

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私は起床するとすぐに血糖値を測るのを日課としています。この値が90前後で、さらに午前中快便ならその日は朝から気分がいいのです。ところが先月末からなんか血糖値が高め。糖質を抑え気味な食事をしているのに何故かなぁ〜、体の調子がおかしいのかしらん。そんな心配をいや増しするかのように先週は110辺りのデータが出てきて、あちゃ〜〜〜と思っていたら・・・。

昨日、センサーを挿入して測ろうとしたら測定器の表示がE-1。これって作動温度エラーじゃないですか。そういえば先週も2度ほど同じエラーが出ていました。でも、センサーを指し直すとエラーが消えるので放置。これって測定時の温度環境が低すぎるという警告だったのです。

調べてみると、ニプロのTRUEPico(米国製ならTRUE2go)ではメーター作動温度が10℃から40℃の範囲となっています。この国の気温は夏季には40℃を超える時もあるし、冬季には10℃を下回ることもあるでしょう。エアコンの効いた室内なら問題はないのでしょうが、個人住宅の室内では充分あり得ることではないでしょうか。

拙宅の場合、室温設定は18℃以下。よほど寒くならない限り早朝時の暖房はやらないので朝6時くらいにはかなり下がります。その温度、冬の一番寒い時期には10℃を下回ることも。問題の14日朝は9.8℃で10度を下回っていましたから、TRUEPicoが作動温度エラーを出すのも宜なるかな。

そこで測定器を手のひらで温め、センサーストリップの温度も少し上げてから測ってみると99。これでも高めですね。先週先々週と同じ状況です。

ああ、ひょっとすると気温が10℃を超えていても、その近くの温度では精度が悪いんじゃないだろうか。そんなことが頭にひらめきましたので今朝は朝5時くらいから暖房ヒーターを自動作動させ、6時過ぎの室温が14℃。この環境で測ると血糖値は89。あぁこれならふだん通り。昨年末から早朝血糖値の値が高めだったのも測定温度が10℃近くで低めだったことが原因かもしれません。でも、今朝のように室温さえ上げておけば血糖値の測定はうまくいくみたい。


ということで、ニプロのTRUEPico(米国製ならTRUE2go)を使ったSMBG(自己血糖測定)では測定器の作動下限10℃以下ではエラー、さらに10℃前後でも正確な値を出してこない、ということ。同じような機器を使っている人たちはご用心。とくにインスリン注射などの計算に使う人は低温時の測定値を頭から信じてしまうとヤバイことになりそうですので尚注意です。

(大切な追記) SMBG(自己血糖測定) 測定時の温度にご用心もご覧下さい。

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