あまりに酷い宛名職人15

一泉庵

Macの年賀状ソフトに宛名職人というのがあります。Macにとっては唯一の、というものですが、その新バージョンがあまりにもひどいもので落胆してしまいました。

私自身は数年前に年賀状を出さないことにしたので関係ないといえば関係ないのですが、年賀状ソフトを住所録・電話帳の替わりに使っていること、連れ合いが年賀状を書くこと等から毎年バージョンアップを繰り返してきました。

昨年のバージョンアップを申し込んだら、Macの新しいOS対応のために公表を先送りにするという発表がありました。お金を振り込んだ後の発表だったので確信犯のようなものでしたが、他に替わりがないと考え待つことに。その先送り版が出てきたのは今年の秋深まった頃。やっと出てきたなと思いきや、これがとんでもないデキになっていました。

まず、住所録の検索が出来ない! 数百数千の住所管理をする者のことを考えたことがないのでしょうか? 以前のバージョンでは可能だったのに何故? これだけで私はこのソフトを捨ててしまいそう(bentoか何かにしようかしらん)。

次にレイアウト絡みの独自作成が実にやりにくい。できあいのもの優先になっていて、それ以外を行おうとすると面倒になっていたり、ほとんど触れない仕様です。これはまずい。連れ合いが使いにくい使いにくい・・・とぼやいていたのを横で見ながら、新しいソフトはそんなものだよと慰めていたのですが、ちょっと触ってみて唖然。連れ合いの云う通り。ユーザーの希望や思惑を見事に裏切るような仕様になっていて、実にムゴイできなんですね、これが!

変更箇所のチェックや手順を知りたいと思ってヘルプをみても、ほとんど説明なし。お金返せ状態なソフトになって戻ってくるとは、いったい1年間先送りして何をしていたんでしょう?  宛名職人のプログラマーって逃げ出したんでしょうか?もしこれが1年の成果なら、この会社の未来は怪しいのでは・・・と勘ぐってしまいます。

時間を無駄にしそうな年賀状ソフトに憤懣プンプンの年末でした。