土壁2日目

今日も力一杯の晴れ。原田左官の2人はもくもくと壁を塗っていきます。手際の良さと大工さんとの連携が良かったのか、昼前には全部塗り終えました。拙宅では発酵土を使用しなかったので土壁特有のクサイ臭いはなし。むしろ、水分が柱などの木部に染み込み、それが乾燥する時の桧の香り等がほのかに現場に漂い、良い気分です。また、通り抜ける風に水分が移るんでしょうか、ヒンヤリした感じも味わえます。土壁をやって良かったと改めて思います。通りすがりの人の中にも懐かしい眼差しで見つめる人もいれば、はじめて見るものに感激している人もいたりして、施主も施工者も何だか嬉しくなってきますね。

土壁塗りを昼までに終え、午後は落ちた泥や木材切り端を掃除。土壁塗りを初めて見た連れ合いも建築中の家の中がヒンヤリしているのに驚いた様子で、土壁の良さを実感している模様。ホンマにいいですわ、土壁!
夕方、知り合いの彫刻家・今井さん宅を訪問。引き戸にはめ込むガラス彫刻をお願いしていたのが完成したとのことで受け取りに出向きました。これがまた素敵な出来映えで建具と一体化させた時が楽しみ(写真はそれまでお預け)。今井さん、感謝感謝。

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手際よく作業する原田さん親子。父子で仕上げる土壁は 伝統技術の継承の場。

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片づけに土養生、ご苦労様でした。ネズミ色の壁が乾くのは何時でしょうか?