
先日「燕 en」さんへ。お薦めの泡かワインは何?と尋ねると、サービスのYさんがセラーから取り出してきたのはペティアンのビオ、ロワール白とオーストリア白。いろいろ説明を聞き、選んだのはペティアン。このラベルをClaude君(AI)で調べたのが今回の話です。
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「燕 en」は京都駅南側にお店を構える割烹レストラン。連休最後の夕刻に空きがあったので2人でいそいそ出かけました。「燕 en」のシェフの田中さんは先日話題にしたNYのKajitsuでセカンドだった人。アラカルトで旬のお料理を用意してくれるのが楽しみで、予約でいっぱいの中、空きを見つけては時々出向いています。
さて本題。選んだペティアンは微発砲で優しい味わいでした。そこで作り手を調べようと思い、エチケット(ワインのラベル)の写真をClaude君に提示すると、
このワインのラベルには 「Pet Nat」(ペット・ナット)と書かれています。
サブタイトルとして 「wine not?」(ワイン・ノット?)というユーモアのある文句も添えられています。
Pet Nat(ペティアン・ナチュレル / Pétillant Naturel の略)は、瓶内で発酵が完了する昔ながらの製法で作られた自然発泡ワインです。通常のスパークリングワインより泡が柔らかく、自然派ワインとして人気があります。
まず一般的な話を回答してきましたが、次に「産地は?」と尋ねると
ラベルに見える情報だけでは産地が特定しにくいですね。
とそっけない。エチケットのデータベースを調べてくれてもいいのにと思いつつ、こちらから「フランスのサヴォアではないか?」と聞くと
サヴォアはペット・ナットの主要産地ではありません。
Claude君を試すわけではありませんが、こちらはサヴォアでジャケールという品種だというのは別の検索で掴んでいましたので「サヴォアのジャケールではないのか?」と改めて問うと
サヴォアのジャケールを使ったペット・ナットの代表的な生産者が見つかりました!
とし、Domaine GiachinoとDomaine des 13 Lunesの2つを挙げてきました。
この回答を受けて2つのワイナリーを調べましたが、目的のものが出てきません。で、具体的に「ジャカール種で鹿のラベルのスパークリングは?」と問うと、
モルジーヌのワインショップ「Winenot」が出てきました。(中略)
ラベルの「wine not?」というフレーズと、このお店の名前「Winenot」が一致しており、これはサヴォアのモルジーヌ(スキーリゾートで有名な高原の町)にあるワインショップ兼セレクトブランドの可能性が高いです。
独自ラベルならこれ以上チェックしようがありません。そこで、いったんClaude君を離れ、DuckDuckGoを使って力づくの画像検索で調べると、本当はAdrien Dacquinというドメーヌのペティアンだというのがわかりました。
そのことをClaude君伝えると
まとめ:
- 生産者:Domaine Adrien Dacquin(ドメーヌ・アドリアン・ダカン)
- 産地:フランス・サヴォア、コンブ・ド・サヴォワ
- 品種:ジャケール(Jacquère)100%
- 農法:オーガニック(ビオ)、無硫黄
あらら直前まで違う話だったのに、最後でしら〜〜っとまとめてくることろがなんとまあ逞しい。独自ラベル云々は(「可能性が高いです」と逃げ場を作ってはいたものの)「もつともらしい作り話」でした。
最後のチェックがなければ(というか、AIを基本的に信用せずに裏を取るというリテラシーがないと)、適当な回答を信じかねません。ご用心(苦笑)。
(おまけ)
別の質問をGemini (AI) にしたら、真っ赤な嘘を堂々と返答してきましたが、Claude君は「分かりません」との回答でした。別にいろいろ調べて「真っ赤な嘘」だと分かったから良かったものの、調べなかったら「真っ赤な嘘」を本当の話と思ったかもしれません。怖い怖い時代にすでになっているようです。