チリトンボ

828kenngaku晴。大工さん5人、階段設置開始。パイオニア設備は番頭の奥村さんに若松さん。それに原田左官父子は1F漆喰壁の中塗りを開始。現場は混雑で活気づいています。

壁塗りでちりトンボ登場、釘にマニラ麻を結わえつけたものですが、ちり塗りの時トンボの羽根のように広げて塗り材を絡めていくので、ちりトンボというのでしょうか。どうもそんな気がします。当初はちりトンボはしないとの話もあったので残念と思ってい たのですが、伝統技法を目の当たりにできて感激でした。

午前10時過ぎに連れ合いが依頼していた造園屋さんが来訪。表の生け垣、裏の植栽、それにシンボルツリーになるものの選定など、あれこれ説明を受けたり議論をしたりしました。知識は豊富なのに奢った感じがない植木屋さんで一安心。
午後、鳥羽の石川さんたち来訪。訪問者は石川夫妻とお友達の藤本さん(守山のなちゅらるふーず店「にぐるま」のオーナー)、Sさん(建築士)の4人。石川貞二さんは70年代にウニの発生卵を使い合成洗剤の危険性を指摘した元鳥羽水産試験場所長、言ってみれば環境ホルモン研究の先駆者です。こちらの家づくりが始まった頃、石川夫人から是非一度見学させて下さいとのことで、今日に至りました。皆さんそれぞれ関心のあるモノが違い、なかなか楽しい時間でした。

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階段踏み板は杉の40ミリ。ボールタップの改良を図る奥村さんに若松さん

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初めて見ました、ちりトンボ。墨出しで丁寧にちりトンボを打っていく

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トンボの麻を拡げながらちり廻りの塗りを行う原田左官親方。レベルが不足している箇所はクロス下地も使う