今日から建前。朝起きると、花霞。
でも雨じゃないのでマル。9時過ぎに現場に行くと既にクレーン車の準備完了。
原田建設の大工さん総動員5名+助っ人大工さん2名の7人、それにクレーン運転手、それに現場監理の原田専務、総勢9人の布陣となる。いよいよ建前開始。


檜の柱に胴差をつけ、えいやっと立ち上げる。 胴差についている仕口に職人芸を見る。


天気が上々で良かった。 あれよあれよという間に1F部分の枠組みができあがった。


1F天井部分の松梁に圧倒! 現場に響く掛矢の槌音に懐かしい思いがするのはなぜ?


2Fの胴差をはめ込む。高さをものともしない大工さんに感心しきり。 玄関部の松梁、ここは現しとなる所。
なんとか雨に降られず1日の作業完了、
まだ屋根組までは至らず。時折、風に乗って漂う木の香りは最高っ!。
陽差しが強かったせいか、上ばかり向いていたせいか、鼻の頭が赤く焼けてしまったのは愛嬌(苦笑)。
それにしても原田建設の大工さんの闊達なこと!通りかかる人も感心して眺めることしきり。カメラで撮影する人まで登場。本格的な木造工事が珍しいと言う通行人もいた。
建前2日目。昨日2Fまではなんとか組めているので、今日は小屋組がメイン。天気の動向が気になる。
2F天井に松の小屋梁をかけ、掛矢でコ〜ンコ〜〜ン。母屋に小屋づかをつけ、梁に載せていく。


母屋をつけ、棟上げしたところで小雨。シートを被せて雨を逃れる。なんとか上棟まで雨に降られなかったのは幸い。雨では足元が悪いので、内部の仕事。タチをチェックして仮筋交いを打ったり、火打ちをつけたり。


私も連れ合いも別に神道じゃないので地鎮祭も上棟式もしないと宣言していました。工務店の原田専務さんはその要望を受け入れ、宗教色のない縁起物ということで、棟木に何かとりつけ、お多福の面のついた木を上棟の印として贈って下さいました。ありがとうございました。
継ぎ手、仕口、ほぞは言うに及ばず、その組立段取りに至るまで大工さんの仕事をつぶさに眺めていると感心することしきりです。原田棟梁、三上さん、小川さん、藤井さん、桐井さん、奥村さん、田辺さん、本当にありがとうございます。聞けば、棟梁以外の方も元棟梁だったり、棟梁格であったりで全員腕達者とのこと。道理で、と頷きます。これで若い人が続けば言うことなしというところでしょうか。
今日は晴れ。昨日の雨風が嘘のような天気。


2F柱に仮設の足場を設け、たる木や野地板設置。右は、下から見た南側屋根下のたる木


野地板の庇部分は焼キ杉。たる木に野地板を載せていきました。
南側屋根部分の野地板を載せ終わり、屋根下地のルーフィングになるアスファルトシートを張りました。下地素材には悩んだんですが、屋根材がステンレス板ということもあり防水性を重視しました。
それにしても、大工さんは屋根上をひょいひょい動き回ります。またまた感心することしきり。
棟上げの次は、屋根下地作り。
タルキを載せて野地板を張り、その上にルーフィング材と屋根を載せる。わが家の場合は、屋根は304ステンレスを採用。木造なのに金属屋根にした理由は、重量を軽くすることと若干価格を抑えることが目的。
母屋にタルキを載せていく写真です。


原田さんから玄関軒天の件で電話。正午あたりに雨雷風。午後、隣地測量を見かける。三井ホームで建てるらしい。


だんだん家らしくなってきた。 野地板を下からみれば?


骨と小骨のようにも見える。 棟下につけた縁起物


玄関屋根の野地板張り。 野地板は杉
昼前に雨風。屋根下地ルーフィング完了。足場屋さん来訪。
南側庇を作る大工の小川さん。腕木が檜、たるきは米松


13:30原田建設で電気工事打ち合わせ。使用する電線は焼却時にダイオキシン等を生成しない非塩ビタイプでいけそうな雰囲気に小躍り。電気工事担当のケイテックさんの知識と対応の早さが頼もしい。
岐阜多治見の大平さん宅へ取材。新築時から給水管の腐食で赤水となり、今年になってポリエチレン管でやり直したということで、その実態を調べに行った。塩ビ鋼管では赤水が出てくることを工事関係者はもっと真剣に考えてほしいものだ。
日曜日の朝、連れ合いと現場に出かけ、雨で溜まった基礎部分の水出し作業と掃除。入口付近に置いてあったのは屋根材。昨日持ち込んだらしい。
ステンレス304のシリコン塗装品。ホンマに304かどうか、磁石が吸い付かないことを確認。明日はいよいよ屋根張りか。
ARecoNote作者夫婦の自宅建築の記録 あるいは顛末記