有田宅では雨水利用を2つの方式で実現しています。 そのうちのひとつ、雨樋1本を地上置きのタンクに導いて貯水している方の話です。
使っているタンクは「天水尊」という名前の、雨水利用運動発祥の地、東京都墨田区の徳永さんが開発した装置。最近では雨水ろ過機能まで追加しており、なかなかの優れモノです。
さて、この天水尊を使い始めて早や半年。タンク上部にあるろ過装置を覗いてみると、かなり汚れてきたため、先週の暖かい日を選んで掃除しました。
ろ過装置のバラシは簡単。小さな樹脂箱の中に、不織布にくるんだゼオライト風のメディアと数種類の布フィルタが入っているので、それをバラバラにして水洗い清掃です。使う水は、もちろん、雨水です、はい。
まぁ、汚れていること、汚れていること!ろ過した雨水は結構キレイに見えるんですが、ろ過で残ったものは真っ黒・スス状のものがベットリ。おそらく、排ガス中に含まれる汚染物質が屋根に降ったり、雨そのものの中にたくさん含まれるせいではないかと推察されます。要するに、私の家の近所の空は排ガス関連の汚染物質でいっぱい。雨に打たれたり雨に歌っても、この汚れからは免れ得ないということでしょうか。こういう汚れの存在を改めて感じた一時でした。
ろ過装置分解一覧
そうじが終わってスッキリ、写真の天水尊