カタチと印象

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記憶に残るカタチはだいたい奇妙なものが多い。アートでいえば、岡本太郎の太陽の塔、ガウディのグエル邸やサグラダ・ファミリア、そしてピカソやマチスの絵画や彫刻等々。
見慣れたものは印象が薄くなる。一方で奇妙で異様なものはまず驚き、あるいは呆れ、でも好みが合えば記憶に定着される、そういうこと。
だからこそ、美の探求者たちは現実や記憶の中から印象に残るものを抽出し、自分の感性で再構成し、モノやカタチや色に残す、という作業に取り組むことになる。そうでなければ時間や空間や民族を超える価値は生まれない。私はそう考えます。 Vallaurisのピカソ美術館前にて(2014年9月7日撮影)