工事仕様


建築工事仕様/ソーラー発電工事仕様/雨水利用関連工事仕様

私の家づくり(建築仕様)

以下は拙宅の建築仕様の概要です。可能な限り、合成化学物質や薬剤のお世話にならず、建材中の有害物質を極力排除することを念頭におき、かつ将来のメンテナンスもお気軽にいこうと考えました。合板は1枚も使っていません。断熱材は炭化コルクを採用しています。また、水道給水管仕様は塩ビ管や金属管を使わず、赤水や有害物質溶出問題に対処しました。この建築仕様をお好きなように踏襲するのは読者のご自由ですが、私には責任が負えません。だいいち、以下の仕様でも素材的には完璧とはいえず、まだまだ課題は山積です。一番大切なことは知るべきことを知り、納得のいく家づくりを行うこと。これに尽きます。

建築仕様 
項目  内容 
土台・基礎 ベタ基礎。芯持ちのヒノキ4寸角を土台にし、基礎パッキンと換気口を設け、防蟻防腐薬剤を排除
通柱、管柱 4寸角ヒノキ
梁・構造材 クロマツ、米松などを使用。合板やボードは一切使用せず
屋根 304ステンレス瓦棒葺き
断熱材 炭化コルク。屋根50ミリ厚、床・壁は30ミリ厚
窓サッシ アルミサッシ。一部断熱複層ガラスサッシ。サッシ外側にブラインドシャッター設置。
1Fは能登ヒバ25ミリ厚、2Fは杉40ミリ厚の直張り。畳は使用せず。
竹小舞の土壁。仕上げは生石灰クリームに色土を配合したもの、及び杉板の腰壁。壁紙は使用せず。
天井 杉板張り
内部塗装 原則的にせず。ただし、水回りは防水用にオイル塗装を行い、床は汚れ対策に蜜蝋ワックス塗布。
外壁材 焼杉板の縦張りにオイル塗装。一部漆喰塗。
建具 上吊り引き戸、ドア等すべて無垢材で施工。
電気設備 エコケーブル使用。寝室や居間廻りの電気配線を極力排除。
水道給水管 架橋ポリエチレンのサヤ管ヘッダー工法で施工。水道本管からの引き込みもポリエチレン管で敷設替え。
浴槽 高野槇の木風呂
キッチン オールステンレスで特注
付帯設備 雨水・風呂桶排水利用設備、太陽熱温水設備、太陽光発電設備、可動書庫ラック等

ARecoNote作者夫婦の自宅建築の記録 あるいは顛末記