炭化コルク設置

501ccork屋根断熱に炭化コルク50ミリを設置、有田も設置の手元をかって出て、頭から炭化コルク粉をかぶることになる(苦笑)。炭化コルクの色合いと雰囲気に、連れ合いは既に断熱効果への期待を高めている模様。
炭化コルクは素晴らしい。グラスウールやロックウールのような灰色の有害性もないし、作業時の「痛み」もなし、防腐剤や防かび材も一切使用せずで言うことなし、値段が少し高いことだけがネックか。

電気配線は3日目。
キッチン設備を発注している大阪の千田から電話、連休明けに最終うち合わせしたいとのこと。

買い物へ

連休の最中、棟梁一人現場に出てきて作業、キッチン換気扇の木枠等の設置を行う。上吊り引き戸の件で棟梁と相談。その後、連れ合いと東急ハンズへ、電灯装飾用の和紙等を買い込む。

電灯工事で悩む

506sakan原田さんへ電灯工事変更の件でファクシミリ、設置場所などをケイテックに伝えてもらう。原田左官さん、現場初登場。屋根下のモルタル塗りラス下地作り。水道給水管工事でパイオニア設備工業・若松さんとモリタさんが作業。

鴨居

ドア金具の大鳥製作所からカタログ到着。桐井さん久しぶりに現場に登場、鴨居関係の造作開始。桐井さんの鉋かけ、素人目にも上手さが歴然。腕のたつ大工さんの仕事は、まさに芸術的だ。夕方、建築家の足立さんから見学依頼あり。
ケイテック・西川課長から某電灯の製品仕様についての調査報告が届く。壁付けでも天井から20cm離せばよいことが判明。

水圧試験

原田さんへファクシミリ。棟梁は消防団の集まりでお休み。奥村さんと田辺さん&桐井さんが黙々と作業を続ける。

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左は玄関の鴨居。右は外壁下の炭化コルクを留める枠作り

508headerパイオニア設備工業は給水管の水圧試験を開始する。右は仮設置した給水管のヘッダー。このヘッダーから各水栓へ1対1で繋がっている。

足立さん来訪

原田さんにキッチン設備の入荷時期について相談。床張ってからなので、6月中旬でとのこと。
現場は1F書斎や玄関屋根部分の炭化コルク断熱材張りが進行中。炭化コルクの現し部分を鉋かけの杉板で格好よく納めていくのは結構手がかかる作業です。

510Ccork右は、書斎屋根下に炭化コルクを張る原田棟梁。

2時に建築家・足立和郎さんご夫妻が拙工事現場を来訪。足立さんといえば、有害建材を排除した家づくりのパイオニアの一人として著名な方ですが、偉ぶったところのない実直な雰囲気がマル。足立さんの目的は、戸建て本邦初?かもしれない脱塩ビの水道給水管設計施工の見学がメインだったようですが、わざわざ遠くから勉強したいと来られる意欲にも感服です。約2時間近く現場で意見交換したり、拙宅設計へのアドヴァイスなども下さいました。お土産に、足立さん編著『ナチュラルハウスをつくろう』(白馬社)の改訂新版を頂戴。どこが改訂かといえば、後ろについている購入情報一覧が更新され、一部評価変更になっているとのことでした。

背割り

511sewari今日も晴れで気持ちいい。木材はどんどん乾燥している感じ。檜柱の背割りがかなり広がっている所があり、健気にあばれや歪みを押さえているような気もします。現場では鴨居や外壁下地関連工事が進行中。

乾燥して開いた柱の背割り、木材けなげ >

竹小舞ふたたび

8時前から竹屋さんが現着。慌ただしい1日の予感。10時半頃、ケイテックの加藤さんから電話あり、早速現場に出向き、電気工事関連の現場打ち合わせ。その際、つけてはいけない位置に差圧式吸気扇を予定していたことを指摘される。危ういところだった。加藤さん、ありがとう。
板金屋さんも雨樋留め金具の施工を開始。大工さんも忙しそうだ。
棟梁は2Fの鴨居部分やこちらが追加で注文した階段部分の障子つけの施工。棟梁の造作、難しい作業をいとも簡単にやるだけでなく細かい所まで気配りされていて仕上がりに感服です。奥村さんも熱心な作業ぶりで、拙宅工事はホンマに良い大工さんたちに恵まれ幸せです。

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竹小舞最終段階。土壁を守るための仮雨樋を設置

11時頃、仮設トイレのくみ取り車到着で素早く作業終了、ご苦労さんでした。午後、西京コクヨの西村さんから電話、レール工事は26日に決定。2時前に六地蔵の家具店・プラナの玉井さんから電話、注文していた電灯スタンドの製作が15日にあがるとのことでした。

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電灯位置変更で配線やり直し、度重なる注文にイヤな顔ひとつ見せずの加藤さん。右は差圧式換気扇口を変更するケイテック加藤さんと増田さん。

午後2時半頃現場に行くと、原田さんが原田棟梁と打ち合わせ中。その後、階段塗り壁の件、浴室床仕舞いの件を相談。予定では金曜日・土曜日に荒壁塗りとのこと、いよいよです。

土壁日和

土壁日和に朝から心ワクワク。10時過ぎに現場に出向くと、既に作業は開始されていました。南側カースペース予定地にシートを広げて土に水とすさ藁を混ぜ、ポンプで塗り場所まで搬送。「ふね」と呼ぶ桶でそれを受け、大工さんが最後のこね回しを行い、左官屋さんへ渡すという段取り。「渡す」というよりも投げ渡すという方が正確かもしれません。左官さんはそれを竹小舞に塗り込んでいきます。これは結構力の要る作業で、大変そう。左官は原田左官の原田父子。拙宅の場合、工務店が原田建設、担当責任者はその専務の原田さん。大工棟梁は原田克己さんで専務のおじさんだとか(だったかな?)。さらに、今回の左官は原田左官さんで遠い親戚関係とか。たくさんの原田さんが登場するので現場ではちょっと注意を要します。

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土を準備する原田左官の原田親方と原田棟梁(後ろ)。土の受け渡し担当は、大工の奥村さんと田辺さん。

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土壁塗りの原田さん(親方)。もくもくと作業する原田さん(親方の息子さん)。

皆の円滑な連携プレーのせいもあってか、2F全部と1F3分の1弱くらい土壁塗りが夕方までに完了。残りは明日にまわすことになりました。

土壁2日目

今日も力一杯の晴れ。原田左官の2人はもくもくと壁を塗っていきます。手際の良さと大工さんとの連携が良かったのか、昼前には全部塗り終えました。拙宅では発酵土を使用しなかったので土壁特有のクサイ臭いはなし。むしろ、水分が柱などの木部に染み込み、それが乾燥する時の桧の香り等がほのかに現場に漂い、良い気分です。また、通り抜ける風に水分が移るんでしょうか、ヒンヤリした感じも味わえます。土壁をやって良かったと改めて思います。通りすがりの人の中にも懐かしい眼差しで見つめる人もいれば、はじめて見るものに感激している人もいたりして、施主も施工者も何だか嬉しくなってきますね。

土壁塗りを昼までに終え、午後は落ちた泥や木材切り端を掃除。土壁塗りを初めて見た連れ合いも建築中の家の中がヒンヤリしているのに驚いた様子で、土壁の良さを実感している模様。ホンマにいいですわ、土壁!
夕方、知り合いの彫刻家・今井さん宅を訪問。引き戸にはめ込むガラス彫刻をお願いしていたのが完成したとのことで受け取りに出向きました。これがまた素敵な出来映えで建具と一体化させた時が楽しみ(写真はそれまでお預け)。今井さん、感謝感謝。

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手際よく作業する原田さん親子。父子で仕上げる土壁は 伝統技術の継承の場。

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片づけに土養生、ご苦労様でした。ネズミ色の壁が乾くのは何時でしょうか?