SIMフリー その4

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14423y外国で使う利便性を考えてSIMフリー携帯を入手したんですが、SIMフリーのfreetelを使って改めて、SIMフリーこそ本来の姿だと認識しました。
何度も繰り返す通り、この国のSIMロックを安易に認めてはいけません…という勢いにまかせ、続けてSIMフリーなiPad miniを入手。私のソフトバンクiPhone撤退計画を一歩進めることにした次第。

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iPhoneについてAppleは昨年末から日本でもSIMフリー版の販売を始めました。でも通信回線つきのiPadは未だに大手キャリアのみの取り扱いに留まり、SIMロックがかけられています。

ところが、iPadっていうのは面白い仕様で、日本で販売されているiPad/iPad miniは国内ではロックがかかっているのに、海外ではSIMフリー機器として使えるらしい(らしいというのは私自身が確かめていないから)。

噂では故スティーヴ.ジョブズがソフトバンクとの契約の際にSIMロックをかけるのを拒否した結果、妥協案として海外だけはSIMフリーになったそうな。iPhoneもそうしてくれたら良かったのに(残念)。

ということで、SIMフリーなiPadは海外で買うか、海外から買うしかありません。幸い、この辺りもExpansysとか1shopmobile等の業者を個人輸入に使えます。値段は国内SIMロック版が55920円のところ、個人輸入で62000円程度(海外からの送料と税関通過経費含む)。ただし、業者の信頼度には要注意。

SIMフリーなiPadにすれば、どんな利点があるのか。一番の違いは人によって通信費が抑えられること。

14423zネットで映画などを観る人は別として、普通の使い方なら月に1GB〜3GB程度でしょう。自宅ではWiFiを使えばもっと落とせますしね。たとえば、ソフトバンクならiPad mini 16GBで月に通信費5940円 + 機器代2330円 ー 機器割引2330円 で5940円となっていますが、MVNO会社のSIMを使えば月に1000円前後+機器代(初期投資)。私のように香港からSIMフリーのものを入手した場合、1年前後でモトがとれてしまいます。(注)

そのうちもっと性能のいいモノが出てくるだろう、2年で新しいiPadに替えていくから関係なし、そう考える人もいるでしょう。お金の話だけをするなら、たしかにそうです。でも、2年以上使えるものを簡単に取り替えてしまうのに抵抗を感じる人なら、やはりSIMフリーがベターな選択ではないでしょうか。また、2年縛りこそが高止まりな日本の通信代の根源であることを考えると尚更です。

ところで、私は初代iPadを持っていますが、今回iPad mini retinaモデルを使ってみて格段と便利になったなぁと感慨に浸っています。iPhone画面を小さく感じる人なら尚お薦め。というか、次期か次期以降のiPhoneの巨大化の噂を聞く度に大画面携帯を求める人のニーズを感じます。

これで私のSIMフリー通信機器は、WiFiルーター、freetel、それにiPad miniと3つになりました。正確には夫婦でfreetel2台なので計4つ。いっきに増えました(苦笑)。
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(注)ソフトバンクのiPad契約では月7GBまで使えますし、WiFiスポット代も含まれているので、ハードな使い方をする人には値段の違いが大きく影響してきます。ここはよくよくチェックしておくこと。