パワーキーパー2で作成

Water

 謝辞で触れたように、『あぶない水道水』の執筆スケジュールはMacintoshの個人スケジュール管理ソフト(PIM)であるパワーキーパーのヴァージョン2で行いました。ソフトはMacソフトウエアハウスとして有名なコーシングラフィックシステムズ社のものです。作成者は高橋政明さん。

ぶっちゃけて云えば、このソフトのベータテストを兼ね、個人情報管理ソフトがどこまで使い物になるのか調べてみたかったことが第一。このソフトでは付箋機能を中心にして音声データ、ファイルデータ、ムービーデータなどMacで扱えるデータを総合的に整理することができるのが特徴で、エージェント機能を有しているため使っていても楽しくなる、といった感じです。筆者がとくに活用したのは、アイデアや進行状況を音声でMacに記録させ、それをパワーキーパーで整理するという方法で、これはかなり使い手があり重宝しました。
 しかし、根が怠け者のせいか、情報管理するための入力や後の整理が面倒で仕方ありません。データの入力さえ何とかこなしてしまえば、後の活用は便利なことはわかりましたが、やはり入力は大変です。音声データを多用したのはその辺の事情もありましたが、音声データから特定語句を検索することは今のところできませんので、大量のデータの中を探し回る手間がかかるということになります。データ準備とか入力作業の効率化という基本命題が解決しない限り、この手のソフトの威力はなかなか発揮できないのかもしれません。