ローカーボな食材

.Lowcarboあるいは糖質制限

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 08月号 [雑誌]最新号のクーリエ誌ダイエット特集で、USAやUKの記事が出ていました。ざっと読むと、米国や英国では炭水化物を減らせば肥満は防げるというのは既に常識のようです。でも、なかなか減らせないという事情もあるみたい。日本人のご飯好き同様、パンや麺が好きな人は世の中に多いですからね。

ということで、最近入手したローカーボな食材をいくつか紹介。

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ickansuhまず、豆腐カンスー。カンスーとは干絲と書き、乾燥させた豆腐を麺状に細く切ったものです。普通の麺は小麦粉で作りますが、こちらは豆腐。したがって、含まれる糖質(イコール炭水化物マイナス食物繊維)も少なくなり、糖質制限な者にはウエルカムです。

小麦麺と豆腐麺でどれくらい糖質が違うのか。うどんやそうめんなら100g当り約25g(茹で)で、豆腐カンスーなら3g以下、一桁は違います。これに野菜などの炒めものを乗せたり、ラーメンやパスタ風に仕上げれば一丁上がりです。

食感はどうか。乾燥麺なので味のしみ込みがもう1つなのが難ですが、大豆麺よりもはるかに食べやすい(苦笑)。似たような食材に高野豆腐がありますが、カンスーは麺状だし、味わいや香りが自然なのでずっと食べやすい。何度か食して気づいたのは、カップラーメンの麺の感じによく似ていること。あの手の麺が問題ない人には違和感なしでいけるでしょう。

実はこのカンスー、以前京都の南山で食べたことがあったんですが、探してもなかなか見つかりません。先月楽天市場でやっと在庫を見つけて購入した次第。台湾ではよくある食材のようで、原産国も台湾です。高野豆腐がある日本なのに何故豆腐カンスーがないんでしょうかね? 不思議。

lcpasta136麺といえば、糖質制限ドットコムが扱い出したのが「糖質制限パスタ」。食感は普通にパスタ麺。乾燥パスタの茹で戻しとは違いますが、昨今流行りの生パスタな感じがよく出ています。さきほどの豆腐カンスーの???な食感に較べると遙かにグ〜ッですが、糖質は100g当り9gと若干多め。

でも、普通のパスタ麺が27g前後なのと較べると約3分の1ですから、素晴らしいデキというべきでしょう。パスタは食べたし、糖質ダメだという向きにはちょ〜お薦めです。

うちの冷凍庫の常備品にすることにしましたが、販売開始とともに売り切れるという人気の凄まじさ! 私は2度目の売り出しでやっと買えましたが、数分後には売り切れという有様で、糖質制限食な者たちの数の多さが半端じゃないようです。


lclawa次に大豆粉で作った餃子の皮。以前も紹介したように、餃子の皮って小麦粉そのものなので糖質は高く、一枚で約3gにもなります。8つも食べれば、中身抜きでうどん麺100gとほぼいっしょ。こりゃ多いわ。

問題の小麦粉を別のものに替えたらどうだというのが、大豆粉の餃子皮。こちらの糖質は100g当り14.5gとのこと。普通の餃子なら100g当り60g弱なので約4分の1。

ただ、大豆粉では伸びにくいのか、水を吸うと膨張度合いが大きいのか、私の未熟さゆえなのか、焼き上がりが水餃子状態になってしまいました。パリッとした食感を楽しみたい向きには工夫がいりそうです。

そしてローカーボなチョコレート。それも大手ロッテの製品です。スーパーやコンビニでは見たことがなかったので気づきませんでした。こちらはパッケージに5本のスティックチョコが入っており、1本10g当り糖質は2.8g。

lcchoco商品には糖類ゼロとありますが、それは糖類がないというだけの宣伝文句であって(糖類と糖質の違いを使った宣伝トリック?)、糖質はしっかり入っています(笑)。「糖類ゼロ」が消費者に対するダマシみたいで、なんか残念。

まぁ普通のチョコの約半分の糖質量ですから、それくらいの糖質制限商品だと考えるべきで、どうしてもチョコが食べたい時には半分量の糖質でどうぞ、という位の対処でいきましょう。

以上、ここ2、3週間に入手して食べたものを紹介しました。
糖質制限の食材がどんどん増えていっています。ご飯、パン、麺を食べなくても別に問題なしですが、代用品が美味しくなっていくのは嬉しい限り。糖尿人、もどき人、いやいや糖尿人じゃなくても、肥満に悩む人なら検討の余地は大ではないでしょうか。

ところで、糖質制限開始後約8ヶ月、私の体重は60kgを切りました。あと1kgも痩せれば40年前の高校生の頃と同じ位になります。血糖値コントロールの副産物が体重減というのはやる気を起こさせますが、服がガポガポになってきたのには参った参った。