埼玉プール事故:今度は飛び込みで事故

プール事故

昨晩某新聞社から、また埼玉でプール事故があったとのお電話あり。詳しい話は不明とのことでしたが、今朝のインターネット版ニュースでは「プールへ飛び込んだ際に底で頭を打った」(日刊スポーツ)とのことで、このタイプの事故も吸排水口問題と同様、プールではよく起こるが被害者側の責任に帰せられ、ほとんど改善が進まないことに関係があるのかも。…(追記)9日夕方5時過ぎ、被害者の中1男子生徒は収容先の病院にて死亡。お悔やみ申し上げます。

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先の新聞によると、8日午後4時半ごろ、埼玉県上尾市立大石中学校のプールで水泳部員男子生徒が首の骨を折って意識不明の重体になりました。被害者は深さ1mのプールに飛び込み底で頭を打ったらしいのですが、「いったんは「気分が悪い」と訴えてプールから上がっていた。再びプールに入り、うつぶせに浮いているのを顧問の男性教諭が見つけた」(前出新聞)とのことでした。

飛び込んだのは飛び込みスタート台ではなかったらしい、そう別の新聞には出ていたという話を今聞きましたが、はたして水深1mは事故当時の水深だったのか。それとも設計水深なのか。

また、飛び込み方はプールサイドからゆっくりしたものなのか、それとも走ったり勢いをつけてのものなのか。

被害者の身長や体重はどうだったのか等々、いろいろなことを考慮しなければ事故の様相は見えてきません。
頭を打った後に意識があったこと、会話もできていたこと等、実は全く同じようなケースで身体麻痺になったケースを私は知っています。従来こういった事故は被害者の無茶や不注意で片づけられてきましたが、先のような疑問を解消していかないとプールそのものが持つ危険性に気づかずに事故事件をくり返すだけだと断言します。はたしてどうなるのか、推移に注目しています。

(追記)新聞などによると、9日夕方5時過ぎに被害者は収容先の病院にて死亡とのこと。残念でした。お悔やみ申し上げます。