埼玉プール事故:懲りないプール管理者:宮城

プール事故

毎日新聞インターネット版8月18日によると、県立高校の一部が吸排水口設備の不備を伝えていたにもかかわらず、宮城県教委は文科省に対し「全高校で設置」と虚偽の報告を行っていたとのこと。それにしても、全国でこうもウソ報告がまかり通るのはなぜでしょうか?
その宮城県教委ですが、昨日はとってもイイコトを云っていたのを同じく毎日新聞宮城版で読みました。そこには……。(この稿書き換えました 21:37)

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毎日新聞によると、仙台市教委など2市1町で吸排水口に不備があった件で、宮城県教委スポーツ健康課は「児童生徒の命にかかわる問題なので、調査を徹底してほしい」と話していた、とのこと。
その県教委が県立高校の不備については虚偽の報告を国に行っていたというわけですから、市教委も県教委も同じ穴のムジナ。

私も云わせてもらいましょうか。

児童生徒の命にかかわる問題なので、
調査を徹底し、事実を報告し、きちんと対策をとってほしい
> 宮城県内の教育委員会の皆様へ

今回の虚偽報告、誰も処罰されないのであれば、ウソついて形式だけ名誉を守った奴は偉い、ばれなきゃ良かったのに…等という醜悪な話になりかねません。
ちなみに、宮城県では吸排水口で少なくとも2人の死亡者を出しています。でも、いまだに宮城県内の教育委員会関係者には吸排水口の危険性に対する認識がない、と断定せざるを得ません。95年の死亡事故以降吸い込み防止金具については放置したままだったのですから。
これでは、またどこかで被害が生み出されるのではないかと心配です(何回も同じような文章を書いていますが、仕方ありません。これがこの国の実情です)。