埼玉プール事故:あぶないプール未だ運用中!

プール事故

毎日新聞8月8日インターネット版には、吸水口排水口の不備が見つかったのに未だ運転を続けているプールがあることが報道されていました。とんでもない話です。これらプールには決して近づかないようにしましょう。そうでないと命の危険に晒されます。…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まず、福岡県田川市民プール。吸排水口のふたが固定されていなかったので8日朝いったん入場を禁止したのに、「ふたはボルトで固定されていないが、125キロの重さがあり、構造上安全と判断した」(毎日新聞、以下「」内は同紙)として、「通常より1時間遅れの午前10時半に営業を始めた」とのこと。フタを持ち上げることができるかどうかが問題なのではありません。いくら重量があっても横に動いてしまうから危険なのです。文科省が重量のみの固定は不可だと云う理由をもう一度考えていただきたい。

次に、東京都国立市の市民総合体育館屋内プール。「底にある排水口2カ所の上ぶたがボルトで固定されておらず、8、9の2日間、安全点検のため臨時休業」としたのに、「8日午後4〜7時と9日は、個人利用者に開放」とは、いったい何を考えているのでしょうか。個人遊泳者は死んでもいいのか!責任者出てこい! ですね。

3つめは三鷹市の第二体育館屋内プール。「底に2カ所ある排水口のふたを固定しておらず、吸い込み防止金具も設置していないが、8日も営業を継続した」とのこと。その理由として、「ふたは重みで枠に固定され、吸い込み口の口径も小さく、安全性に問題はない」とのこと。唖然です。吸い込み口の口径がわずか10cm程度でも手足等を吸い込まれ、溺れてしまった児童がいることを全く理解していません。誤った判断で、あぶないプールを継続しないでいただきたい。

こんな方々がいる限り、プール吸・排水口事故は決してなくなりません。なぜ今回の事故を教訓にできないのでしょうか。そんなに人命を無視してまでプールを運用したいのでしょうか。
命が惜しければ、こんなプールには決して近づいてはいけません。また、これらプールの関係者の責任を早急に追及するよう、監督官庁や関係自治体の長は動くべきです(怒りをこめて)。