宗旨替え

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emtouchパウシェさんは「最後の授業」の最初で「宗旨替え」を告白。何かと思えば、WindowsからMacへの宗旨替えのことでした。自分のお気に入りを替えるのはまさに「宗旨替え」みたいなものですけど、私も別件で宗旨替え。WillcomからEmobileへ、です。その理由は……。

以前、WilcomのPHS戦略を紹介し、私もそのPHS電話を使うことを表明。あれから3年半。その間に採用した電話機は順に京ぽん、WS007SH、それにW03の3つ。外出時のインターネットメールやブラウザとしての使用がメインで、音声通話機能はまぁあればよし。出力電波が弱いというのも健康上の効果からすれば長所として考えていました。

また、Wilcomから通信速度もだんだん速くなる等々と喧伝されていましたが、私の使用地域では以前のISDNよりも遅く、困ったことに別宅近辺での通信事情が極端に悪化して室内から繋がらなくなりました。いくら理念が良くても、これでは使い物になりません。

どないしょうかと思っていた折、イーモバイルの存在に気づいたのです。こちらの端末は当初データ通信に特化したものでしたが、昨年辺りから電話端末としても使えるタイプが登場し、その速度は携帯型の通信手段としてはダントツ。おまけに私の使用地域でも使えそうな感じ。あれこれ検討してみると、こちらの要望にだいたい合致。そこで、昨年末京都の某店で早速1つ入手。同時にウィルコムは断念しました。

ケータイによる健康影響はどないなったん? と云われるかもしれません。
以前は、「(ケータイは)使い方によっては大きな危険があるという研究報告がある以上、「予防原則」にしたがって使用を差し控えるのが無難と判断するのがベター」と記し、普通のケータイではなくPHSの採用を決めた経緯がありました。

ただ、私のように音声電話としての使用がほとんどない者にとって、これはあまり問題になりません。また、PHSが使えない環境で使えることの利便性との比較を考慮したら、結果は明らか。別段、ケータイによる健康影響を無視しているわけでもないし否定しているわけでもありません。ただ、一度命を落としかけた身としては、自身の健康安全性についてはさほど注意を払わなくなったという面もあります。

かく云うわたし、昔はレントゲン撮影はあれこれ理由をつけて拒否してきました。でも、数年前の心臓トラブルで大変な目に遭うと考え方も少し変化。撮影で生まれる確率的で低いガン発生の危険性を重視するのか、今まさに検査しなければならない診断上の利便性を評価するのか。イヤおうなしにレントゲン撮影のプラス面を評価せざるを得ませんでした。教条的に何がなんでも放射線障害を目の敵にするのも考えものだなという感じ、でしょうか。

挑戦する経営―千本倖生の起業哲学これをマルくなったというのか、それとも宗旨替えというのか。改めて考えてみると、私としては臨機応変の判断でいいのではないかと思っています。言い訳っぽくなりましたが、私の現時点の考えはそんなところです。そういうことで、PHSでないとダメだと考えていた自分の「原則」を替え、WilcomからEmobileに変更した次第。

最後に挙げた本は、そのイーモバイル、イーアクセスの創業者である千本倖雄さんがお書きになったもの。通信ビジネスの拡大に突っ走ってきた著者の熱い思いが伝わってします。

本を読んだのが今回のタッチダイヤモンドを購入してから。製品に驚き、その経緯を知りたいと思ったのが動機でした。普通、この手の本はアントレプレナーの自慢めいたものが鼻につくのですが、この本はそれを凌駕して面白く読めました。