2019年 道東5 ラベンダー

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ラベンダーの薄紫色は夏の富良野のイメージカラー。富良野だけでなく、夏の北海道そのものを連想させるのではないでしょうか。旅人にとっては尚更です。そのラベンダーといえば、ファーム冨田。ここを外すことはできません。

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中富良野駅の近くにあるファーム冨田。ラベンダーをはじめとする色彩豊かな花々いっぱい。夏には「ラベンダー畑駅」という臨時停車駅まで近くに登場するらしい。

美瑛なら何とかの丘、富良野ならラベンダー畑というのが観光客の通り相場なのか、出かけてみると観光バスでいっぱい、当然ながら駐車場もいっぱい。とくに中国系や韓国系が目立ちます。こちら、丘の斜面に設えた特設駐車場にやっとこさ車を入れてからの見物と相成りました。

あいにくの小雨交じりでしたが、中は人でいっぱい。雨宿りを兼ねているのか、レストランは満杯だし、ショップはショップで買い物客でいっぱい。でも小一時間もすると雨が上がり、花畑をゆっくり散策できたのは運が良かった。

ファームではラベンダーの薄紫色だけでなく、マリーゴールドの橙色、カスミ草の白色、ポピーの赤色やピンク色等々が整然と並んでいて、それだけで他では見ることができない得難い景色になっています。

何とかの丘という、あまりにコマーシャルな花畑も通りすがりに見ましたが、ファーム冨田は広さと花の多彩さ、そして付属施設の面白さで群を抜いています。欠点は、広いがゆえに写真に収まりにくいこと、おまけに人が多くベストスポットを探すのが大変なこと。よほど気合いを入れないと上手く写真を撮るのは難しく、花の綺麗さだけなら本家サイトで眺めた方がひょっとすると楽しめるかもしれません苦笑)。

面白いのは、ファーム内の花以外もラベンダー一色。アイスクリームがラベンダー色とかスイーツ類もラベンダー色というのはまぁわかりますが、珈琲カップ外装もラベンダー色、そして業務バイクもラベンダー塗装というのは統一感あり。細かい演出に拍手です。

ファーム内の業務用バイクもラベンダー塗装

それにしても花畑はイイ。頭がお花畑というのはイイ意味では使いませんが、綺麗な色合いには心が和みます。もう少し人の出が少なくて雨が降っていなければ良かったのになぁと思いましたが、ラベンダーの印象はしっかり残りました。

ラベンダーアイスキャンディを買いに出かけたのに、なぜか持ち帰ったのは富良野メロン入りのサクサクシュークリーム。あらら。