立夏 山菜 蛙 

.EcoStyle .Travel & Taste

連休明けの今週はもう週末の金曜日。二十四節気でいえば立夏ですから、自然歴(陰暦)はもう夏。七十二候は蛙始鳴で、カエルが鳴き始める季節です。関西では既に田植えが終わっていますから、水田から蛙の鳴き声がゲロゲロ、本格的な夏の始まり始まり。

・・・

先週は京都市の一番北、美山との境にある大悲山にある美山荘へ。

こちら、先々月のバタバタで連休の旅行を全部キャンセル。一段落したのち改めていくつか宿やレストランへ問い合わせると、既にどこも一杯で連休難民。こりゃ今年は自宅でゆっくりかな、と諦めていました。でも、そう簡単には諦めきれず。

前回美山荘を訪れた時、女将さん曰く、「長いお休みでは皆さん遠出されるので近場の宿は意外と空きやすい」とのことだったので、ダメ元で電話してみると1日に一部屋空きが出ていると聞き、イソイソと向かいました。

4月から5月は山菜がいっぱい。摘み草料理の美山荘の醍醐味が味わえる季節です。堪能しました。

旬の美味しさがいっぱいの芹、ウルイ、蕨、コゴミ、野蒜などなど。

タラの芽、フキノトウ、コシアブラ、イタドリ、行者ニンニク、土筆、コゴミ、ツツジの花。どれも味わい深く美味。

季節は立夏。七十二候は蛙始鳴で、美山荘でもモリアオガエルのゲロゲロとカジカガエルのピィヒョロロロ〜。カジカは6月7月からだと思っていたので5月は早いなぁと思いましたが、宿に尋ねると例年4月末くらいからとのこと。

カジカはその名前の通り、河の鹿で鹿の鳴き声に近いらしい。鹿の鳴き声をよく知らないので私にはわかりませんが、カジカの鳴き声を知らない人には小川のせせらぎの近くにいる鳥だと勘違いするかもしれません。私も最初はそうでした。なかなかの美声です。

嫁菜ご飯。初めてでした。

ところで、山菜もいろいろ。女将さんによると5月初旬くらいまではよく知られた山菜が多いが、下旬にかけて名前も知らないようなモノがいろいろ食べられるらしい。来年は5月中旬以降を狙おうと密かに考えた次第です。