茶らみす

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絹ごし緑茶茶らみす・・・、一瞬何て読むのかわかりませんでした。ちゃらみす? なんじゃそれ? ティラミスってそのまま読めば良かったんですね。先導する緑茶に引きずられて茶らみすの茶をチャと読んでしまいました(笑)。ということで、雲母坂続き。

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先日京都一乗寺の雲母坂を取り上げました。あそこは宮本武蔵vs吉岡一門の決闘の場所として有名な場所ですが、ホンマにそうだったのかどうか、研究者は疑問を提示していますから真相は不明。おまけに、吉川英治さんは武蔵を美化し過ぎとの話もあって複雑です。

でも、そういうことは別にして雲母坂には武蔵ゆかりの商売がしっかり根付いています。その1つがお菓子の中谷さん。武蔵の刀の鍔をかたどったという栗入り漉し餡あるいは粒餡の武蔵という饅頭はまさにご当地商品ですね。

でも、私のお薦めは「絹ごし緑茶茶らみす」。糖質制限な私が云うのも何ですが、量さえ少なめにコントロールすれば美味しい和菓子でもウエルカム(自爆)。

この呼び名が最初は読めなかった。チャと読んでチャラミスって何やねんと思ったり、フランス語ならテだからテラミスかと考えたりして廻り道。英語でそのままティと読めばいい、と気づくまでに少々時間がかかりました。

写真をみればわかるように、まずデザインが素晴らしい。まるで枯山水のお庭のような景色に感激。お庭の石に見立てているのは丹波産の黒豆や小豆、そしてうぐいす豆。ケーキの生地は豆乳とクリームチーズに白あんと抹茶をミックス。素材をみると普通の和菓子や洋菓子よりも糖質は少なそうですね(詳しい栄養成分の数値表示はありません)。

一乗寺中谷さんのサイトから(クリックで該当サイトへ)

肝心のお味はすっきりした上品な感じ。豆乳を使っている分、幾分軽めな味わいになっています。なのに、口の中に残る多層的な甘みは白あん効果の妙。これは和菓子と洋菓子のマリアージュで面白い。

チーズケーキの濃厚な味わいを期待する向きには評価が難しいかもしれませんが、ライトでヘルシーな味わいでパクパクいけてしまいます。お値段はホールで1640円(約10cm角、2018年11月時点)、使っている素材の質から考えれば結構リーズナブルではないでしょうか。私は好きですね、これ。

京都の和菓子事情に詳しい友人宅に持参すると、「洋菓子の経験者の若女将さんが従来の餡菓子を元に作り出したんだね〜」とのこと。なるほど。

この茶らみす、お店のサイトでは「ネット販売は約8ヶ月待ちになっております」と書かれていてビビりますが、店頭には何個か並んでいるので行けば買えます。心配なら行く直前に在庫確認するなり、来店時間を伝えておけば手に入るでしょう。京都の修学院や曼殊院まで足を伸ばす機会があれば是非どうぞ。