びわ湖の西にも冬到来

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急に寒くなりました。先週末から全国各地が雪が降り、滋賀県でも北部の山々は白化粧。昨日の朝湖西線で南下して行くと、高島の函館山から大津の比良山山頂はまるでパウダーシュガーをふりかけたような雪景色。今年も肌を切るような、冬の到来です。

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夕方には既に雪は溶けてしましました。12月10日

40年前、最初に買ったNIKONで写真を撮った場所は湖西線からの雪景色。カラーフィルムを入れても何なのでモノクロのトライXを入れて出かけましたが、それは正解でした。だから湖西の雪景色は私にはノスタルジック。

それにしても、比良山の白景色はいつもながら素晴らしい。とくに山と湖と雪という組み合わせがいい。林立する無秩序な住居群さえもう少しなんとかなれば、スイス湖畔地方の景色にも負けないのになぁといつも思います。ホンマ。

昨日は乗車中だったので写真を撮れなかったのは残念ですが、山々の白化粧と木々の黄褐色や茶色のコントラストはなかなか面白い。そんな景色を観ていてある歌が頭に浮かんできました。サイモン&ガーファンクルの『Leaves That Are Green』です。

この歌のサビは「緑の葉は茶色に変わる」。この歌詞が何か諸行無常な感じで、ずっと頭の中に残ってきました。葉の変化がなぜ赤ではなく茶なのかといえば、日本のような真っ赤な紅葉がない国では黄褐色、茶褐色が普通の印象だから、という話を昔どこかで読んだか聞いた記憶があります。



比良山系の紅葉もまさしくそうで、赤もあるのですがほとんどは黄褐色タイプの色。でも、それがパウダーシュガーな雪景色と相まってなかなか綺麗なんですね。もし雪の日に機会あれば、湖西線に乗って北上南下してお楽しみ下さい。

ところで、朝の通勤電車でそんな景色を楽しんでいる人は何人いたのか。いつもの景色だからと注視する人が少ないのかもしれません。でも、私はしっかり堪能。小さい秋見つけたではなく、小さな冬見つけた・・・で、何か満たされた気分です。

自宅2Fから見た比良山(12月11日朝)