FreeStyleリブレ 5つ目

.Lowcarboあるいは糖質制限 FreeStyleリブレ SMBG

私のFreeStyleリブレも五つ目。だいたい血糖値の変動(Glycemic Valiability)みたいなものを掴んできました。使う前に比べより明らかになったのは、食後血糖値は食べ物の糖質量だけでは評価できないこと、だって、そうはならないから。それ以外にも食事にかける時間効果や食事の順番、食物繊維などの内容もかなり重要であること、またホルモンバランスの日変動でベースの血糖値が大きく動くため、夏の発汗時は無視できない等々でしょうか。

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5つ目ですが、またまた装着後の測定値はアテになりませんでした。以下の図に示すように、深夜から早朝にかけてあり得ないような低血糖値を記録。でも、実血液にて穿刺測定をしたところ全く低血糖ではありません。原因はわかりませんが、先日来お伝えしている通りで「初日はバツ」です。

今回FreeStyleリブレにSMBGセンサーを抱き合わせ販売するようになったことをお知らせしましたが、これは初日から2日目にかけてのデータの信頼度が低い、というより信用できないことをアボットが認識しているからでしょう。

この厄介さに対処するには、実血液の血糖値を別に測ることによって、それぞれの数値が同じような値で変動することを確認しなければなりません。そこで、今回私は装着後の翌朝からほぼ1時間毎にロシュのACCU-CHEKセンサーとFreeStyleリブレの値を比べてみました(注1)。それが以下の図です(横軸は測定順になっていますが、時間幅は必ずしも同一ではありません、念のため)。

これを見ると、FreeStyleリブレとACCU-CHEK(SMBG)で測った血糖値はどちらかがいつも高いというわけでもなく、同じようにアップダウンしています。その差は高々10%程度ですから測定誤差の範囲内と考えてもまぁ大丈夫。つまりどちらも同じようなものだと了解していいのではないでしょうか。そうした確認を経て、1日目の早朝だけを除けばFreeStyleリブレは使い物になると判断した次第です。

ところで、今回のおかしな値は2日目には出ませんでしたので初日だけかと喜んでいたら、3日目の早朝にまたまた赤色つまり低血糖値。寝ている時なので確認できなかったのが残念。ただ過去のSMBG計測でも60台のものはありますからあり得ないことではありません。前日晩はイタリアンレストランで美味しいディナーを堪能し、アルコールもそれなりに入っているのでその影響かもしれません。このことについては後日もう一度取り上げましょう。とにかく、血糖値ってホンマに奥が深い(笑)。

(注1)私がSMBGでロシュのACCU-CHEKを使うのはセンサーが1枚当たり20円弱だから。私が知る限り海外と日本国内の製品が同一で、価格も最安値なのがこれ(個人輸入)。国内で保険適用で使うよりも安いというのがこの国の医療産業のオゾましいところ。