通り雨

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先日京都から戻ってくる最中、途中峠付近でどしゃ降り(道の途中にある途中峠です、ややこしい)。台風の影響かと思いきや夕立っぽい通り雨。そういえば、通り雨ってタイトルのついた歌があったなぁとiPhoneチェック。まんまピッタリの宇多田ヒカルさんの「真夏の通り雨」でした。
車中で再生しながら、これって朝ドラのテーマだったけ?と私。違うんじゃないと連れ合い。そうでした、朝ドラの方は同じ宇多田さんでも「花束を君に」です。

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真夏の通り雨

「真夏の通り雨」、お聴きになったことありますか? あの意味深な歌詞はお母さんの藤圭子さんを歌ったものらしい。藤さんといえば、「圭子の夢は夜ひらく」というヒット曲を覚えている人はもう60歳以上でしょうか。

藤さんの死をめぐってはいろんなことが云われていますが、真偽はともかくヒカルさんが歌う「真夏の通り雨」は彼女自身による鎮魂歌になっているのは間違いないでしょう。

ちなみに藤さんは前川きよしさんと結婚していた時期があるので、宇多田ヒカルさんが登場した時、あぁ歌手カップルんの娘だから歌が上手いのかと思っていましたが、ヒカルさんは2番目の夫との子で前川さんとは関係ありません。


花束を君に

さて、私が勘違いしたのはもう1つ同じ頃に発表された「花束を君に」。暮らしの手帖の創生期をモチーフにしたドラマのタイトルバックに使われたのでこちらの方がよく知られているのかもしれません。

じゃなぜ勘違いしたかというと、実はこの曲も母・藤圭子さんへの鎮魂歌になっているから。この歌を最初に聴いた時に違和感を感じましたが、鎮魂歌だとしたら納得します。もし手元にあるなら、あるいはYoutubeかどこかで再生できるなら歌詞をじっくり聴いてみて下さい。私の云う意味がわかるはず。


さらに蛇足ですが、ここ最近登場した「大空で抱きしめて」もなかなか良いですよ。