FreeStyleリブレの良い点&小技3つ

.Lowcarboあるいは糖質制限 FreeStyleリブレ SMBG

FreeStyleリブレを使い始めて早2週間。14日晩に初回アプリケーターが期限切れ。終了後データをパソコンに取り込んで可視化しようと考えていますが、その前にこの間気づいたこと、便利な豆知識などを少し。

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ふだんからSMBG(自己血糖測定)を行っている者にとってFreeStyleリブレのようなCGM(連続血糖測定)は余計なもの・必要のないものなのか。それとも無くてはならないものなのでしょうか。私の考えは次の通り。

スポット的に血糖値を測るだけならCGM(連続型)は要りません。でも、連続的なデータや測ることができない時間帯のデータが欲しい場合にはスポット型では測定できません。これが必要なものだと考える第一の理由。

たとえば夜間。就寝中に血糖値を測ろうとしても、寝ている最中に採血して測定するのは無理。でも、連続型の装置なら就寝中にもデータが採れます。また誰かとの会食中やレストランの食事中など、人前で測定器を持ち出して採血・測定するのは現実的ではありません。でも、連続型ならそんな状況下でも自動で計測してくれるのでちょ〜便利です。

2番目のいい点は、スポット型の測定では不明な・あるいはわかりにくい血糖値の上がり下がりをきちんと記録してくれること。たとえば食後血糖値を1時間後2時間後にスポット的に測っても運悪くピークを外しているかもしれません。ピークはいつ頃出るのか、その高さはどれくらいか、連続型ならだいたい把握できます。この情報は食べ物や食べ方の影響をみるには不可欠です。これを使えば、たとえばビールを飲んでも血糖値は上がらないというおかしな話をする者は排除できるでしょう。

3番目の利点は採血しなくて済むこと。スポットで血糖値を測ろうとすると、まず流水で手指を洗い、それからランセット針を使い、測定器のセンサーに血液を浸し測るという手順をとりますが、これはそれなりに手間がかかります。慣れれば何てことはないのですが、連続型のFreeStyleリブレを使ってみるとこの手間の大きさを改めて感じる次第です。

そうはいっても、そんな連続測定ができる機器のコストや使い勝手もあり、これまでは簡単に手が出せませんでした。その問題を吹き飛ばしたのが今回のFreeStyleリブレ。手軽な連続測定を実現させるだけでなく、お値段もバカ高い設定ではないのが魅力です(注)。装着した感想でいえば痛みはないし、複雑なメンテも要りません。入浴も可能なので装着したままでもふだんの生活ができますから問題ありません。もちろん、これがないと生きていけないというモノではないのですが、2型やモドキの者にとっても(常時装着する必要性は薄いにしても)自身の血糖値プロフィールを掴むのに有効な機器でしょう。

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さて、2月末日に使用開始した私のFreeStyleリブレ、先日はお風呂入浴後の異常値についてお伝えしましたが、他にもいろいろ面白いことを見つけました。今回は測定上の豆知識を3つ。

操作ボタンを余分に1回押すと、この画面が出てきます。

まずリーダーのバッテリーの保ち具合。最大7日間使えるとマニュアルにありましたが、私のは3日くらいでアウトになりました。なんで? どうしてかなと考え、いろいろ試してみるとリーダーの自動オフを手動で強制オフすると少し改善できました。手動オフは操作ボタンを余分に押すと出てくる画面で(上写真)、オフにすることができます。この方法はマニュアルにはないようですが、ふとしたことで発見(笑)。

2つ目。食事をした時にはメモで食事を選択しておくこと。そのまま連続データを手に入れてもピークの数値は自分で読み取らなければなりませんが、メモで食事を選択しておくとグラフ上でピークの数値を表示してくれるのです。これは便利ですよ〜。もしご存じないなら是非この機能を使ってみてはどうでしょうか。

食事開始時などにメモ欄で「食事」を選択すればピーク値をグラフ上に表示。

3つ目。測定データを外に出す方法。ファイルメニューから「データをエクスポートする」を選べば、テキスト形式で個々のデータを書き出せます。FreeStyleリブレのアプリは自動でグラフを書いてくれるので便利ですが、最大値が350になっていたりするので厄介。でもデータを書き出すことによって自分で編集することも可能です。

エクスポートしたデータはテキスト形式ですから表計算ソフトで加工できます。

以上3つの小技でした。

実をいえば、FreeStyleリブレのおかげで、この4年間の糖質制限で知りたかったことがだんだん明快になってきました(そんな感じがするだけかも)。その件については測定データを基においおいお知らせしていきましょう。

(注)日本の定価はリーダー7089円(税抜き)、センサー/アプリケーター1個7089円(税抜き)。日本での販売が開始されるまでは欧州から輸入する必要がありましたが、販売業者が購入者の足下を見てバカ高い値付けをしていました。今でも輸入代行業者などが定価よりかなり高い値段で販売中。ご注意。