ヘルタ監督のアドヴァイス

.Travel & Taste

ここ最近サッカー日本代表のFWをつとめる原口元気さん。所属はヘルタ・ベルリン、ドイツブンデスリーガで今シーズン第二位。そこの監督さんが代表戦で長距離移動中の原口選手に言及した時、原口さんの長旅の疲れをとるため某料理を持ち出しました。本サイトでも取り上げた、あの料理です。

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記事は ヘルタ監督、原口に疲労回復法を伝授 「あれを腹いっぱい食べさせる」(GOAL誌 10月12日(水)

haraguti1610

いくら若いといっても週に何度も飛行機で長距離移動を繰り返せば疲れない方が難しい。そんな選手に対し、ヘルタのダルダイ監督は

「長旅の疲れをとるため、ゲンキには(ハンガリー名物のシチュー料理)グヤーシュを腹いっぱい食べさせてやるよ。付け合わせの料理は彼に選んでもらうけどね」

と云ったらしい。元気さんをゲンキにするためにはグヤーシュ、だというわけです。

グヤーシュとはグラーシュのこと。オーストリアではどちらの云い方もありで、本サイトでも昨年取り上げたハンガリアン・ビーフシチューのこと。具がほとんどないスープバージョンをグラーシュズッペ(グラーシュのスープ)、メインで出す場合にはお肉たくさん入れてグラーシュとという名前で使うみたい。レストランだけでなくカフェでもポピュラーな地元料理です。

この料理、名前から分かるようにビーフシチューなんですが、使う香辛料が日本人が知っているビーフシチューとは違います。とくにマジョラム&キャラウエイの風味は(まんま)キャラが立っているため一度食べると忘れがたいのではないでしょうか。

私も連れ合いも大好きなお料理の1つです。

それにしても、こんな記事を昨日朝読んでしまったおかげで拙宅でもグラーシュを作り、夕食にしました。久しぶりのグラーシュ、オーストリアで食べた味とほぼ同じに作れるようになったのは嬉しい限り。寒くなってきましたが、皆様お風邪を引かないようにお気をつけ下さい。