錦織さんが勝てない理由 豪栄道関が優勝した理由

.Lowcarboあるいは糖質制限

先日テニスの錦織選手の元管理栄養士をしていた人が「糖質制限は危険だ」と云っていました。読んでみると、彼女の栄養学の知識は20年前のまま、トンチンカン丸出しの間違いだらけ。呆れてしまいましたが、錦織選手がケガが多く試合で勝てない理由は意外とそんなところにあるのかも。

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写真は「女性自身」2016/10/6より

写真は「女性自身」2016/10/6より

さっき江部医師(高雄病院)のサイトを覗いたら、このトンチンカン栄養士についてのコメントが出ていましたのでご興味のある人は是非そちらをご覧下さい。

私がそうだったのか〜と思ったのは、錦織選手の一番のスポンサーが日清食品だという点。これじゃ糖質制限はやりにくいし、もしやっていても表には出せません。

くだんの栄養士さん、現在は森永製菓の管理栄養士とのこと。なるほど、糖質制限を攻撃するのは彼女の「仕事」のようなものですね(苦笑)。もし手元に市販のチョコレートがあれば、その成分表を観て下さい。トップにあるのは砂糖じゃないですか。これはどういうことか?

成分表のルールでは使っている量が多いものから記載します。つまり、森永等のチョコレートはチョコに砂糖が入っているんじゃなくて、砂糖にチョコを入れているようなものなんです。先日砂糖の危険性に触れましたが、私に云わせれば、市販のチョコレートは砂糖だと考えておかないと命を縮めてしまうことになりかねません。

まとめておきましょう。「錦織圭の元管理栄養士が語る、なぜ“糖質制限”は危険なのか」なる「女性自身」の記事は、糖質制限が広まっては困る業界や関係者の反撃の一環だった。でも、その根拠が間違っているため、江部医師に厳しく指摘されてしまったというわけです。

そういえば、つい先日大相撲で豪栄道関が優勝しましたが、彼は炭水化物をできるだけ食べない派。今回の優勝の要因を問われて、「食事を変えたから」と答え、「週4回の焼き肉店通いは変わらないものの、朝のけいこを終えた後のちゃんこでは炭水化物を口にせず、サプリメントなどを摂るなど食生活を改善」したらしい。つまり優勝した理由のひとつは、従来より糖質を制限して蛋白質をたっぷり摂っているからかも。

写真:共同通信イメージリンク

写真:共同通信イメージリンク