素晴らしき哉 その名はPICHITAN

.Lowcarboあるいは糖質制限 .Travel & Taste

今回の沖縄旅行で一番興味深かったのはレストランのPICHITAN(ピキタン)での夕食。最大の収穫といえるかも。供される丸パンや手打ちのタリアテッレ麺はホンマに糖質制限の粉なのか〜と思うくらい美味しい。スイーツも糖質制限を超越した素晴らしさ。いやはやここまで糖質制限食は美味しくできるんだなぁと感動しまくりの夕べでした。

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なにゆえに沖縄の那覇まで出かけて糖質制限レストランなのか。それは糖質制限のエヴァンジェリスト江部康二医師(高尾病院)や糖質制限ドットコムがこの店を紹介していたからです。沖縄に行く機会があれば是非一度と思っていたら、そのチャンスが先月7月にやってきました。

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那覇の目抜き通りの国際通り、その西端にある県庁前の角を少し南東へ、何本目かの路地を入っていくとお店はすぐに見つかります。サイトには「糖質制限食を希望する人は必ず事前にお電話で予約して下さい」とあったので前もって予約して伺いました。

予約時間よりも少し早めだったためか、店主の嶋崎さんはパン作りの真っ最中。バタンッバタンッと大きな音を立てて生地を叩き付けていました。えらく気合い入っているなぁというのが第一印象。

メニューなどはピキタンのサイトを見て頂くとして、まず血糖値を下げる薬を飲んでいるのかどうかを問われるところが、さすが糖質制限メニューを提供するレストラン。普通食なら血糖値が跳ね上がる人でも、糖質制限食なら血糖値があまり上がらないため、血糖値を下げる薬は必要無いばかりか、飲むと低血糖になったりするからです。こちらは血糖降下剤など飲んでないので問題なし。

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最初に泡を嗜んでいると、テーブルに出てきたのは丸パンとグリッシーニ。ここの糖質制限パンの糖質量は1個2g前後。材料は江部粉ですから大豆粉は使っていません。この手のパンは今まで食べたことがあるし自分でも作ってきたので、いつもの味かぁと思って一口囓ってみるとメチャ美味い、何じゃこれ! 食感は柔らかくモチモチ。特筆すべきは最後の最後まで余計な雑味なし、なのです。こんなパンがあるんだなぁとしばし感動(この気持ち、糖質制限食の美味しさを追求してきた者ならわかるかも)。

なぜここまで美味しくできるのかと尋ねると、店主曰く「皆さんそうおっしゃるんですが、別に変わったことをしているわけじゃありません」、「使っているのは糖質制限ドットコムで販売している江部粉」、「でも、機械ではなく手こねでパンを作っていて、パン生地の感触を常に確認しているのが違いでしょうか」とのこと(概意)。モチモチ感とピュアな味わいはそこに秘密があるようで、さきほど目撃した生地の打ち付けがそれを物語っていたのでしょうか。

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泡とパンを心から楽しんでいた私たち夫婦の前に次に出てきたのはワンプレートのお料理。お肉とパスタ、そしてサラダがいっしょになっており、これが糖質制限のメインデイッシュでした。

野菜や肉には糖質がほとんどありませんから、問題はパスタ。この店の麺は糖質制限用の粉をイタリアでいうところのタリアテッレのような平たい麺に手打ちにしたもので、炭水化物をできるだけ減らしたい私には福音のようなものです。このパスタの食感や味わいが驚きの素晴らしさ! 糖質制限食といえば、糖質量が第一で美味しさは二の次のような食べ物が多い中、ピキタンは別世界のレベルです。

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最後はデザート。お店では糖質制限対応のものを用意しているので、夫婦で1つずつ注文。奥様手作りのタルトやアイスがとても美味しく、甘さも控えめで絶妙です。素晴らしい。ホンマに最後の最後まで美味しく楽しませてもらいました。

糖質制限パンはいろいろ買ったことがありますし自分でもいろいろ作ってきましたが、PICHITANのは別次元。手打ちのタリアテッレ麺はまるでイタリア現地のレベル。また、驚きのスイーツは美味しい上に糖質制限なのが有り難い。自宅用に丸パンやタルトを注文できますかと尋ねると「来店して下さった方には送れます」とのことで、いろいろ見繕って注文しました(注)。

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PICHITANの糖質制限メニューは、1型糖尿病の子を持つお客さんの「美味しいパスタやパンをこの子に食べさせてあげたい」という願いに応えて取り組み、試行錯誤した成果とのこと。そして辿り着いた現在の糖質制限メニューは感動的に素晴らしい。糖質制限派だけでなく普通の食事派の人にも是非訪れて欲しいと願う次第です。超お薦め!

(注)PICHITANの丸パンやスイーツは京都の糖質制限ドットコムで購入可能となっています。ただし、販売リストに載った途端に全国から注文が来て売り切れになるみたいです。