おいしい沖縄

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どんどん変化する沖縄料理。昔は日本一の長寿県と云われていましたが、観光客目当てのソバ屋さんやファストフードのお店が増えたせいか、炭水化物たっぷり。これではメタボ化が避けられない。その結果、寿命トップの座を他県に明け渡してしまいました。でも、昔ながらの伝統食が少なくなった一方で、新しいタイプの野菜料理やスローフードを目指したレストラン、そして糖質制限を打ち出したお店も登場しており、10年前とは様変わり。

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yankyouhan1旅行の楽しみといえばいろいろありますが、美味しい食事は欠かせません。むしろ私にとってはこれが一番です。沖縄は野菜や果物が豊富で昔ながらの調理方法があり、関西の日常ではなかなか得難い食事が楽しめるので、今回も行く前からワクワク。昔と違い現在はネットで下調べができるので念入りにチェックして出かけた次第です。

初日到着日は那覇で一泊。夕食は今回で三回目となる中華料理の「燕郷房」(やんきょうふぁん)へ。この店を知ったのは11年前、まだお店が久茂地にあった時でした。泊まったホテルの近くに活気のあるお店があり、雰囲気につられて入ってみるとなかなか美味しかったので、その後那覇に行く度に訪れています。


yankyouhan3お勧めは鉄鍋餃子。皮が薄いので糖質制限な私にもオッケイ(ということにしておきます)。また、前菜が豊富なので2,3つ注文すればそれだけでお酒が進むところもマル。特に蒸し鶏がオススメです。

ここは四川系中華なのでモノによっては相当辛い。麻婆豆腐やエビチリを頼むと口から火を噴きそうになるので要注意(笑)。


翌日レンタカーで北上し、読谷村の陶芸村へ。お昼は島やさい食堂「てぃ〜あんだ」へ。お昼前に着いたのにお店はいっぱい。

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島野菜のお料理やもずく酢、クーブイリチー(だしがら昆布の炒め物)など沖縄総菜の定番に魚やラフテー(ブタの角煮)を楽しみました。ローカーボな私たち夫婦はご飯をなしにしてもらい、デザートも2人で1つにして糖質を調整。大満足なランチでした。人気なのもさもありなん、です。

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その後、北部の東村にあるスローフードのレストラン&ホテルの「カナンスローファーム」で2泊。

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ここは名前からもわかるように農場とレストランとホテルが統合された場所。アグー豚を飼い、野菜やパイナップルなどの果物を育てレストランで供するとともに宿泊もできるようにしています。私たちは慶佐次のヒルギ林(マングローブ)のカヤックをしようと考え、近くで泊まれる所はないかと探していて見つけました。

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ここはお野菜をうまく活かしたお料理がなかなか。味付けは今風の素材重視タイプでマル。タマン(フエフキダイの一種)も上品な味わい。堪能しました。パスタは1人前を2人で分けて楽しみました。またマダムやフロアの人たちがフレンドリーでゆったりした時間が流れており、何もしない・したくない休暇には最適な場所ではないでしょうか。

ちなみに最近米軍ヘリパッド基地建設で国と地元が揉めている高江は同じ東村。場所はカナンスローファームのずっとずっと北にあるんですが、早朝ホテル前の道路にたくさんのカマボコ(機動隊車両)が隊列を組んで北上しているのを見て騒動の一端を肌で感じた次第です。

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その後古宇利島へ移動し3泊。本部、名護、今帰仁をぶらぶらして見つけたのが「カフェこくう」でした。最後は那覇で一泊し、糖質制限メニューを有するレストランのPICHITANへ。この2つのお店は別建てで紹介します。

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