エメラルドの海と夕日の海

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沖縄の海はホンマに碧い。ニースや小豆島も碧いけど、エメラルドな感じはニースに近いでしょうか。でもニースはフランスで沖縄は日本、気易さは全く違います。食事はどちらも美味しいのですが、沖縄は野菜を上手く活用したお料理が多いのがマル。そんな沖縄の、今回体験した海の景色を少し。

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なぜ海の色が青いのか。ご存じのように水そのものは透明ですから、水の色が見えているわけではありません。

光が水面に当たると反射や散乱あるいは入射して水中水底などで反射してから私たちの目に届きます。この時、青色以外の色は水に吸収されて青色だけが目に入ってくるため青く見えることになります。この理由から曇天や雨天では青く見えないのです。

面白いのは見えるのが水面での反射だけではないこと。水底が浅ければ水底の色と青色が混じり合います。きれいなコバルトブルーやエメラルドグリーンは水の中にある珊瑚や白砂などの影響です。ということで、珊瑚礁が沿岸にある地域ではとってもきれいな青色のバリエーションが楽しめるというわけ。

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という理屈を下敷きにして沖縄の海を見てみましょう。1つ目は本部町の美ら海水族館沖の海。青い青い空と青い海にエメラルドグリーンまで混じる美しさ! ニースやタヒチのブルーにも負けません。素晴らしい(といいつつ、タヒチは写真で見ただけ)。

2つ目はさっきの水族館北側にあるエメラルドビーチ。遠浅の白砂ビーチですから水の色がエメラルド。きれいですねぇ。芋の子を洗う程の混雑でないところもマル。私たち夫婦もパラソルとチェアをレンタルし、水浴びでひとときを過ごしました。でも、沖縄の人にとっては当たり前の風景なので、わざわざ観光ビーチに来ることはないらしい。

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3つ目は古宇利島のティーヌ浜。10年ほど前に本島と橋で繋がり便利になった島で、日本版アダム&イブ伝説があるため恋島という別名もあるとか。名所の1つ、島の北側にあるティーヌ浜にはハート型の岩があるので観光客がひっきりなしに訪れています。この辺もエメラルドグリーンですね。今回この島の小さな宿に三泊しました。

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さて、その青い碧い海に夕日が落ちるとどうなるか。古宇利島に泊まっていた時、連れ合いが夕日を見たい見たいと言うので日暮れ時に島の頂上付近へ出かけました。地平線に雲が立ちこめていたため橙色のグラデーションしか見えませんでしたが、目の前全面に広がるオレンジ色は圧巻です(写真でその雰囲気を伝えられないのが残念)。

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ただ、古宇利島には電灯がないため日暮れた後の帰り道が真っ暗。グーグル君がないと道に迷うかも。これから楽しむ人は懐中電灯を持参した方が安全です。

2つ目は名護市の海岸から眺めた夕日です。夕食を終えレストランを出るとオレンジ色が広がっていました。浜辺に出てパシャリ。海岸で語り合っているアベックが何か幸せそう、いいですねぇ〜。

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3つ目は古宇利島大橋の下から見たものです。島の遊覧船の最終出発時間が18:30だったので、うまくいけば夕日を海側から見れるかもしれないと考えたのです。陸地から見える景色との違いをお楽しみいただければ幸いです。

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以上、青い海と夕日でした。