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シェリル・サンドバーグさんをご存じでしょうか? 現在フェイスブックのCOO(最高経営責任者)、その前職はグーグル副社長、さらにその前は米国財務省のチーフ。いずれ米国大統領になるかもしれない人物の1人とも云われています。その彼女が先日バークレーで講演したのを聞いて改めて気付いたことが1つ。

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演台中央の置物に注意。クマがバークレーのシンボルだと知っていればシェリルさんのスピーチの最後のフレーズが理解できるはず。

演台中央の置物に注意。
バークレーのシンボルがクマだと知っていれば彼女のスピーチの最後のフレーズが理解できます。

シェリル・サンドバーグさん、今年の5月にUCバークレーの卒業式でスピーチ。これがホンマに素晴らしい。時間を忘れて読み返してしまいました。

巧みな挨拶に続いて彼女は自身の悲しい経験を語り始めます。ちょうど1年と13日前に最愛の夫を亡くしてしまったのです。それも予告なく突然に! その悲しみからいかに抜け出したか、そこが彼女のスピーチの中心です。要約はHUFFPOSTにありますが、英語がわかるなら是非原典にトライしてみて下さい。

私が取り上げたいのは、その中で彼女が云う以下のフレーズです。

The question is not if some of these things will happen to you. They will.
(私訳)問題は災厄がアナタに起こるかどうかではありません。起こるんです。

その通り! 最愛の人がなくなってしまうことだけではありません。大地震や交通事故だって突然やってきます。そんな目に自分は遭わないというのは不可能なんです。毎日悲劇を待ち構えて生活するのは愚かですが、起きてもあるがままに乗り切っていく心得くらいはふだんから培っておかなければなりません。彼女の話を聞いていてその意を強くする次第。葉隠れの極意ですね。

さらに彼女はこう続けます。

You will be defined not just by what you achieve, but by how you survive.
(私訳)何を成し遂げたかではなく、どう耐え抜いたかで人の真価が定まるのです。

これは卒業生に対する言葉というより自分に対する励ましなのでしょうか。とにかく夫を失った悲しみをあるがままに受け止め、それを乗り越えようとする姿が伝わってきます。社会的に大成功した1人といっても良い彼女が、私生活の悲しみを感情の揺らぎも隠さず真摯に話す内容は人物の大きさを感じさせます。素晴らしい!

ところで私が改めて気付いたのは彼女がユダヤ系だったこと。というのも、スピーチ途中に「私のラビが・・・」と彼女が語る一節があったからです。えっと思い、改めてWikiを観るとたしかにそう

ついでにザッカーバーグさん(フェイスブックのCEO)のもチェックすると、彼もユダヤ系。○●バーグってユダヤ系なのかな? グーグルやフェイスブックの先進性や時代性はあるにしろ、たくさんのお金が集まる事情はこれだなぁ〜。

蛇足ですが、USバークレー(カリフォルニア州立バークレー校)って、低層住宅が広がる落ち着いた町並みにある大学です。1980年7月に某テクニカルセッションのために一度だけ訪れたことがありますが、留学するならこんな所がいいなぁと思った位(しませんでしたけど)。シェリルさんのスピーチを聞いていて遙か昔に観た景色を思い出してしまいました。