Carry on 3題

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CSN&Yの『Carry on』、前にも書きましたが、私の好きな歌の1つ。聞いたのは40数年前の高校生の時。今聴いても全くヒネてませんね〜。ところで、歌詞の中で「Carry on」という台詞が効果的な曲っていろいろあるんですが、ぱっと思いつくのはあと2つ。どれも私のお気に入り。

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まず、CSN&Y。既に何度も触れていますがまた紹介。

デビッド・クロスビーとグラハム・ナッシュの素敵なハーモニーにスティーブン・スティルスの技巧的ギター、そしてニール・ヤングの哀愁を帯びた歌声…、みんないいですね〜。とくにプンDのギターが素晴らしい。このチューニングを真似して私はギターを一本台無しにしてしまいました(自爆)。

蛇足ながら、彼らの「オハイオ」も必聴。1970年5月オハイオ州立大学、ニクソンのベトナム戦争侵攻に反対するデモにおいて、州兵に学生が4人射殺された事件を歌ったもの。70年代前半の雰囲気をよく伝えていますが、こんな時代はもうコリゴリ。もしまだ聴いたことがないなら是非どうぞ。

次にBadfinger の「Carry On till tomorrow」(1969)。Badfingerはビートルズのデリバティブバンドの1つかもしれませんが、高校生の時に歌詞が少し理解できたので尚更気に入っていました。間奏で入るギターフレーズもマル。でも、今から観ると古いなぁ。

Carry On till tomorrowって、明日になったらまた、Carry On till tomorrowですから、ずっとずっと終わりがありません。つまり帰納法的にいえば永遠に続けろ、という意味になってしまいます。また、「なにゆえCarry onなのか、だって朝陽を待つには人生短しだ」という台詞は、その当時博多から脱出したかった私にとって応援歌みたいなもの(苦笑)。

3つ目はKansasの「Carry On Wayward Son」。1977年の映画「幸福の旅路」(原題はHeroes)のエンドロールでサビが出てくる処はメッチャ感動的。ベトナム帰還兵が戦友を訪ね歩くというストーリーで、サリー・フィールドの出世作の1つだったんですね〜。映画の中で主人公がミミズを商売にする話が出てきますが、思えばミミズコンポストを初めて知ったのはこの映画だったかも。

個人的に後日談あり。1980年に訪れたアナハイムのディズニーランドのステージでやっていたのがこの曲でした。カンザスだったのかコピーバンドだったのか全く記憶がありませんが、大音響で流れる楽曲に寒気がする位感激した思い出があります。

ということで、私の好きなキャリーオン3題話。