電気料金の値上げ

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kanden1501今月の電気料金請求書といっしょにポスト入っていた「電気料金の値上げ申請について」(関西電力)。平均10.23%の値上げを申請したからご理解下さいという内容で、そこに書かれている理由はおかしなものでした。とは言え、今後電気代が上がるのは避けられそうになく、私たちはどう考えればいいのでしょうか。

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2015年4月に予定されている今回の値上げは、「原子力プラントの再稼働の遅延による火力燃料費等の大幅な増加により、電源構成変分認可制度に基づく電気料金の値上げ」(関電)とのこと。2013年5月の9.75%の値上げと合わせると、約21%もの値上げになります(1.0975 x 1.1023)。

まず、値上げ理由とされている「原子力プラントの再稼働の遅延」について。これは「原子力発電所の再稼働の遅延」のことですが、これが火力燃料費の大幅増加の主因ではありません。火力燃料費の大幅増加の主因は、昨今の「円安」による「輸入代金の大幅増加」と「国際価格と不釣り合いな輸入契約」によるものです。しかし、電力会社は「円安による輸入代金の大幅増加」などを隠し、あたかも再稼働の遅れや原発反対の動きが原因であるかのような印象を与えています。

statu1501関電の原発が再稼働できないのは、耐震設計などに対する審査が遅れているから。審査が遅れている理由は東北大震災と原発事故の教訓を今後にどう生かしていくのか、それが日本人に問われているからです。そんな責任や覚悟のかけらもないような事業者の言い分に大きな違和感を感じてしまいます。

さて、
拙宅はソーラー発電で先行投資する一方、できるだけ小(省)エネに努めているので、今回の値上げでも金額的には大きな影響はない見込みです。しかし、月に何万円も電気を使っている家庭には辛いところ。とは云っても、お使いの電気機器はすべて必要不可欠なものですか。そうでないなら、そして高い電気料金がイヤなら、電気をたくさん使う生活を見直せばいいのです。

現在の電気使用を大幅に増やしている一因は一般家庭用の需要(だとされています)。家庭内には大型冷蔵庫や大型テレビにエアコン数台等々が鎮座し、一昔前に比べて電力消費が大きくなっています。個々の機器は以前より省エネ化していても、能力が増し数が増えれば電力消費が増えるのは当たり前なのです。

otomet1501a原発推進派がよく云う、「原発に反対するのならテレビを見るな」とか「エアコンを使うな」等というのは行き過ぎだと思います。でも、多大な電気を使って利便性を追求していけば、その代償として電気使用量が増大し、それはそのまま高額な料金となって懐を寂しくすることは避けられません。そして、それがまた原発のような化け物の存在理由を裏打ちしてしまいます。これではあきまへんな。

電気代は今後どんどん上がっていくでしょう。もし、原油や天然ガス価格が今後下がっても、購入契約に国際価格が反映されなければワヤですし、また為替が円安に振れるとどうしようもありません。

ということで、大幅な電力料金の値上げは、私たち自身の生活を見直す機会だと捉え、よりエネルギー消費を少なくするようポジティブに実行していってはどうか。そうすれば、値上げを奇貨とすることができます。知恵を絞ってトライしていきましょう。

追記)2015/1/26に燃料費の増加は円安が原因を追加しました。

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