ミレニアムワイングラス

一泉庵

 家のトイレが逆噴流するという災難の後、佐川急便のおねえさんが荷物を届けてく れました。いったい何だろ?と送り主を見ると、オリンパス時計とあります。あ、ひょっ として抽選に当たったのかしらんと小躍りしました。

昨年末、使い慣れた時計のバンドの調子が悪くなり、ポロポロはずれてしまうの で、これを機会にとソーラー時計をひとつ購入。それが呼び水になり、機械式のオ リンパススターも買ってしまいました。その時に2000年記念の抽選葉書がついてい て、どうせ当たるはずないもんねと思いつつ、送っていたのです。それが、どうやら 当選したというわけです。ラッキー。災難の後に福ありとはよく言ったもんですわ。
やってきたのは、フランスの何とかいう会社のブルゴーニュグラスでステアが2000 となっている洒落もの、それでミレニアムグラスって言うんでしょうね。ちょっと前に 高島屋で同じものを見ましたが、2客で1万円くらいしていたので安くはありません。 でも、ちょっと重いので、なかなか使いにくそうです。
最近この手のグラスはあまり好きではありません。というのも、透明度の高いクリス タルグラスはだいたい鉛ガラスと相場が決まっており、これも酸化鉛がたっぷり 入ったものでした。ワインを飲むくらいならたいしたことはないんですが、保存用の デキャンタ・カラフェのようなものは鉛が溶け出すので危険です。ちなみに、酸化鉛 は安定だから溶出しないなんてのは水道関係者が使う真っ赤なウソ。ああ、ワイン 好きで鉛嫌いの私には酷な話。このグラス、単なるタンスの肥やしになりそうです (苦笑)。