火災保険が来年度から値上げになるそうな。最近自然災害が増えてきているからというのが理由ですが、本当でしょうか。
メディアと一体になり、いかにももっともらしい理由で庶民に負担させようとしているのではないかと私は勘ぐってしまいますが、さて？

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新聞やテレビで火災保険値上げの動きを報じていました。基準価格を3.5%値上げするということなので、私たちの火災保険も3〜4%あるいはそれ以上上がることでしょう。

理由は以下の通り。

台風や大雪による被害のほか、老朽化したマンションでの水漏れ被害による保険金の支払いが増えて採算が悪化しています。（NHK）

台風やひょう、雪害のほか、水道管の老朽化に伴う水漏れ損害などに対する保険金の支払いが拡大した。（共同通信）

自然災害が最近増えているため、各社が契約者に払う保険金もこの十数年でみると増加傾向にあった。冬に凍ったり、古くなったりして水道管が壊れたことによる水ぬれ事故による保険金の支払いも、この１０年で５倍程度に増えている。 （朝日新聞）

等々、いかにももっともらしい話ですが、本当でしょうか。私にはそう思えません。

記憶に残っているかどうか知りませんが、5,6年前損保各社が保険料を取り過ぎていた事件が発覚しました。その時の総額が300億円以上で、ほとんどが火災保険。保険会社はそれら賠償に追われる一方で、見直しや改革を実施したそうな。それが、こんな値上げですから、転んだら後で庶民から取り返すという算段に出たわけでしょう。あくどいなぁ。

加えて問題なのは新聞テレビ。新聞テレビは保険会社の過去の所業を不問にし、今回の値上げ理由をきちんと追及することもなく、逆に値上げの正当化を図り召使い役を果たしているだけ。

まさに原発と同じ構造がここにもあり。そういえば、原発の背後にいるのも保険会社でしたね。

保険会社こそ支配者層（外資やファンド）の総本山みたいなもの。新聞やテレビが隷属するのは当たり前といえば当たり前。何をごちゃごちゃ云ってんの？と云われそうですが、気付かない人が多いので口上する次第です。

ちなみに、火災保険に先立って値上げ攻勢をかけているのが自動車保険。
今年の値上げにはびっくりしました。無事故無違反で20等級・車両保険なしの3万円ちょいが4万円！　消費税程度かと思っていたら2割以上のアップとなっていました（東京海上日動）。なんじゃこれ。驚き呆れて、より安い保険に切り替えましたが、放置していると保険会社のカモになるところでした。

皆さん、大丈夫ですか？　保険会社に要注意、新聞テレビは真に受けるな、ですよ。